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画像提供:飯坂陽治さん
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世
所在: ベルリン 博物館島 旧ナショナルギャラリー
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世(Friedrich Wilhelm Ⅳ/1795~1861)は、第6代プロイセン王でプロイセン欽定憲法を制定し、ケルン大聖堂の建築再開を行い、ドイツ連邦の形成を目指した王。博物館島は芸術と学問の保護地の創設という王の夢を実現するもので、王の騎馬像の足元には芸術・宗教・歴史・哲学のアレゴリー(寓喩)があり、反軍事的で芸術愛好者であることが表わされています。 -
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カール・アウグスト大公
所在: ワイマール 民主(デモクラシー)広場
カール・アウグスト大公(Karl Augusut von Sachsen-Weimar-Eisenach/1757~1828)は親交のあるゲーテを大臣に任用して文教の振興に尽力し、またシラーを招いてブルシェンシャフト(ドイツの自由主義運動を主導した学生結社連合)を保護し、王都ワイマールをドイツ精神生活の中心地にした開明的な君主です。 -
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ザクセン王 ヨハン
所在: ドレスデン 劇場広場
彫刻: ヨハネス・シリング( Johannes Schilling )
建立: 1889年
ザクセン王 ヨハン(Johann/1801~1873)は ザクセン王 F・アウグスト2世の弟で、第4代国王。詩や音楽を好み、母親がイタリアの公家出身ということもありイタリア文学に傾倒された王です。また、ゼンパーオペラ劇場の発注者でもあります。 -
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アウグスト強王
所在: ドレスデン シュロス広場
彫刻: エルンスト・リーチェル( Ernst Rietschel )
建立: 2008年(現地設置)
アウグスト強王(Friedrich August 1世・2世/1670~1733)はザクセン公国の首都ドレスデンにヨーロッパ中から音楽家や芸術家を招いてドレスデンをバロックの文化的中心都市として発展させたり、マイセンの陶磁器の開発を推進したりして文化的功績が高く評価されています。 -
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ザクセン王 F・アウグスト2世
所在: ドレスデン ノイマルクト広場
彫刻: エルンスト・ジュリアス・Hhnel( Ernst Julius Hhnel )
建立: 1866年
ザクセン王 フリードリヒ・アウグスト2世(Friedrich AugustⅡ/1797~1854)は、1806年神聖ローマ帝国の解体に伴いザクセンは王国に昇格し、その第3代ザクセン国王で、憲法の制定などを行った方です。 -
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シモン・ボリヴァル
所在: ベルリン ポツダム通りの街角
シモン・ボリヴァル(Simon Bolivar/1783~1830)は南米大陸のアンデス5ヶ国をスペインから独立に導いた英雄で、ベルリンにも外国人の銅像があるんですね。日本でもボリヴァルの銅像は東京の憲政記念館で見られます。 -
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ゲーテ(左)とシラー(右)
所在: ワイマール 国民劇場前
彫刻: エルンスト・リーチェル( Ernst Rietschel )
建立: 1857年
ゲーテはワイマールの最高顧問でがっしりとした大男で、一方シラーは華奢な体つきのイエナ大学教授だが「二人のドイツ文学に対する功績は全く同等である」という意味で同じ大きさに作られているそうです。しかし実際にはシラーの方が背が高かったという情報もあり、両者が並ぶと身長差がかなりあったらしい -
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アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ
所在: ワイマール マルクト広場付近
アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ(Henry van de Velde/1863~1957)はベルギーの画家・建築家・インテリアデザイナーでアールヌーボー様式の代表者ですが、20世紀初めドイツで活躍しドイツの建築やデザインに多大の影響を与えた人です。 -
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ヨハン・G・ヘルダー
所在: ワイマール ヘルダー教会
ヨハン・ゴットフリード・フォン・ヘルダー(Johann Gottfried von Herder/1744~1803)はドイツの哲学者、神学者、詩人です。 -
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マルティン・ルター
所在: ドレスデン ノイマルクト広場・フラウエン(聖母)教会前
彫刻: アドルフ・フォン・ドンドルフ( Adolf von Dondorf )
建立: 1885年
マルティン・ルター(Martin Luther/1483~1546)は宗教改革の創始者で、プロテスタント教会の源流を作った方です。宗教だけでなく、ヨーロッパ文化や思想にも大きな影響を与え、ルターが翻訳したドイツ語聖書が近代ドイツ語の成立に重要な役割を果たしたり、賛美歌を作詞作曲して礼拝において会衆が日常語のドイツ語で歌うことを奨励しています。 -
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カール・マリア・フォン・ウェーバー
所在: ドレスデン ツヴィンガー宮殿北側の角(ゼンパーオペラ劇場側)
彫刻: エルンスト・リーチェル( Ernst Rietschel )
建立: 1858年
カール・マリア・フォン・ウェーバー( Karl Maria von Weber/1786~1826)はドイツのロマン派初期の作曲家、指揮者、ピアニスト。オペラ「魔弾の射手」や器楽曲「舞踏への勧誘」は特に有名で、オーケストラで指揮棒を初めて使用した人として、またゼンパーオペラ劇場の初代音楽監督としても知られています。 -
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ヨハン・S・バッハ
所在: ワイマール マルクト広場付近
ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach/1685~1750)は日本でも広く知られている18世紀ドイツの作曲家で、鍵盤楽器による即興演奏の大家でもあり、近代西洋音楽の基礎を築いた功績から「音楽の父」と呼ばれています。 -
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ヨハネス・ファルク
所在: ワイマール マルクト広場付近
ヨハネス・ファルク(Johannes Falk/1768~1826)は作家、詩人でクリスマスソングの作詞でも有名だとのこと。 -
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ルイ・フュルンベルク
所在: ワイマール マルクト広場付近
ルイ・フュルンベルク(Louis Furnberg/1909~1957)はドイツの作家で、ワイマールの古典文学記念センター長を歴任されています。 -
画像提供:飯坂陽治さん
ヨハン・F・ベットガー
所在: マイセン マイセン陶磁器工房・博物館内
ヨハン・フリードリヒ・ベットガー(Johann Friedrich Betger/1682~1719)は錬金術師で、アウグスト強王の命令により東洋の磁器を目標に実験を重ね、高温焼成により良質の白い磁器の開発に成功した人。マイセン陶磁器の製造者として名が残されており、2010年で開窯300年を迎えました。 -
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エルンスト・リーチェル
所在: ドレスデン ブリュールのテラス(エルベ川沿い)
彫刻: ヨハネス・シリング( Johannes Schilling )
建立: 1875年
エルンスト・リーチェル(Ernst Rietschel/1804~1861)は彫刻家で、多くの歴史的建築物の外装装飾や銅像としてはドレスデンのアウグスト強王像やワイマールのゲーテとシラーの銅像を手掛けています。 -
画像提供:飯坂陽治さん
ナルキッソス
所在: ポツダム ツェツィリエンホーフ宮殿中庭
ナルキッソス(Narcissus)はギリシャ神話に登場する美少年で、神に対する侮辱を罰する神ネメシスによりナルキッソスは自分だけを愛するようにされ、銅像の様に水面に写る自分に恋し死んだという話は皆さんご存知でしょう。ナルシスト(自己陶酔者)やナルシズムの語源にもなっています。なお、この宮殿はポツダム会談が行われた所です